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トランプ暴露本『炎と怒り』が政権崩壊を引き起こす可能性
トランプ政権のホワイトハウスは大きく分けて、スティーブ・バノン前首席戦略官・上級顧問の率いるポピュリスト・愛国主義の右派陣営と、イバンカと夫のジャレッド・クシュナー上級顧問、ゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長が主導するグローバル派に二分されていた(後者はイバンカとクシュナーの名前をもじって「ジャーバンカ派」と呼ばれていた)。
アンソニー・スカラムッチがホワイトハウスの広報部長に起用されたのは、メディアへのリーク合戦を通じた内部抗争を根絶するためだった。スカラムッチは背中ではなく「正面から刺す」とうそぶいていたが、わずか11日間で更迭された。
ウルフが取材やインタビューを行った1年半の間、両グループは全面対立を続けていた。この暴露本の陰の共著者がバノンであることはすぐに分かる。ウルフが最も好んだ「情報源」は、ジャーバンカ派を容赦なく罵倒している。バノンが遅ればせながら本書の記述を否定した後も、ウルフはバノンへの愛情と称賛を繰り返し強調した。「私はスティーブが好きだ」「スティーブの思想は私と相いれないが、洞察力は素晴らしい」
本書は細かい事実の正確性に問題があるとしても、核心部分の記述そのものには十分な信憑性がある。ホワイトハウスの関係者はほぼ全員、政権内部の雰囲気が驚くほど見事に再現されていると語る。保守派のコメンテーター、ジョナ・ゴールドバーグはこう指摘する。「ウルフの描写は風刺漫画のようなもの。ただし、漫画の誇張表現がある種の真実を捉えたものでなければ、風刺にならない」
そこで本書から最も重要な「真実」をいくつか紹介しよう。
■予想どおり
『炎と怒り』は今後数カ月間、アメリカでベストセラーの第1位を続けるはずだ。ただし個々の会話を除けば、驚きの新事実はない。大半のエリート層が大統領選の初期に予想していたことを追認しただけだ。本書に描かれたトランプは愚かで非常識で、途方に暮れている。
特に常軌を逸していると思えるのは、大統領がシークレットサービスの警護を嫌がり、寝室に引きこもって鍵を掛けようとする場面だ。トランプの行動は、嫌な知らせを聞きたくなくて両手で耳を塞ぐ子供を連想させる。
■素人以下
ウルフのジャーナリストとしての評判やトランプ政権のメディアへの敵対姿勢、内部リークの連続を考えると、この人物がホワイトハウスの内部を自由に歩き回れたのは驚くべきことだ。本書発売前のインタビューによると、ウルフ本人もほとんど監視なしで歩き回れることにびっくりしたらしく、この夢のような状況が終わらないことを毎日祈りながら幸運に感謝したという。
ウルフが何の制限も受けずに政権関係者に取材できたのは、ホワイトハウスがとてつもなく無能だったからだ。ワシントン・ポスト紙によると、ウルフは「話を聞くために必要なことは間違いなく何でもやった」と語ったが、どうやらそれは「ハロー」と言うことだったらしい。
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