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選挙戦を再開させたトランプ、その「第一声」でスベる
3つ目は、とにかくこのオクラホマのイベントでは、参加者が少なかったということです。定員1万9000人のアリーナには空席が目立ち、三階席などはほとんどカラでした。また、入りきれない人にパブリック・ビューイングをさせるための屋外イベントは、直前になって「参加者がいない」ことを理由にキャンセルされました。
一部には無料整理券を「イベントを妨害する意図で反トランプ派に独占された」という報道もありますが、やはり感染拡大が進むこの時点でのオクラホマでは、高齢者や家族連れは、怖くて参加できなかったのだと思います。トランプ自身は「デモの暴力が怖くて参加できなかった人がいる」などとデモに責任転嫁していますが、集客力に翳りが出ていたのでしょう。
このように、夏場の選挙戦キックオフとしては、かなり「スベリ気味」という印象が否定できません。この後、トランプ大統領は週に2回程度の日程で、各州で同様のイベントを行う予定ですが、再び悪い意味で毒舌が冴える「トランプ流」復活となるのか、反対に穏健な内容で中間層に訴えるのか、それとも中西部・南部の感染爆発とともに、このまま勢いがジリ貧となるのか、そこが注目点になると思います。
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