プレスリリース

世界初披露!ポーランドのジャズミュージシャン9組23人が万博を機に大阪に集結!この日のために特別に書き下ろされた壮大な組曲を演奏!

2025年09月12日(金)15時00分
2025年9月4日(木)~10日(水)にかけて、大阪・関西万博にあわせてポーランドのジャズ界を牽引するトップアーティスト9組が来日し、ポーランドパビリオンや大阪市内のライブハウスでパフォーマンスするフェスティバル「Jazz From Poland In Japan 2025」が開催された。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/544290/LL_img_544290_1.jpg
Jazz From Poland In Japan

中でも注目を集めたのが9月7日(日)、大阪・心斎橋 SPACE14にて行われたスペシャルライブだ。来日しているアーティストたちが一堂に会し、世界的な指揮者・作曲家である二コラ・コウォジェイチクが本プロジェクトのために書き下ろしたコンサート形式組曲「Demonetized and non-eligible」を世界初披露した。

登場したのは、アガ・デルラク、Babooshki、ドミニク・ヴァニャ、EABS、Hoshii、マチェイ・オバラ・カルテット、パウリナ・プシビシュ、サブ・シレント、トマシュ・ヒワ・クインテットの9組23名。ピアノ奏者だけでも5人、サックスやトランペット、バイオリニストにベーシストやシンガーも勢ぞろいし、交響楽団のように圧巻のステージに。各アーティストが織りなすサウンドは、重なり合い、引き立て合いながら、壮大な組曲を奏でていった。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/544290/LL_img_544290_2.jpg
Jazz From Poland In Japan

このプロジェクトのために10曲を書き下ろしたニコラは、「この素晴らしいミュージシャンたちの才能を最大限に発揮できるように構成を考え、より発想の幅を広げて、特別な作品にしたいと思いました。彼らがどんなパフォーマンスをしてくれるか、想像しながら譜面を書きましたが、彼らはその想像を超えるパフォーマンスをしてくれました」とコメント。

「万博という素晴らしい機会に、普通ではできないことが実現しました。最高のミュージシャン、そしてたくさんの温かいお客様に囲まれて演奏できたことは大きな喜びです。素晴らしいエネルギーを感じましたし、ここで演奏できたことを光栄に思います」と語った。

さらにニコラは「ぜひポーランドに音楽を聴きにきてください。日本とポーランド文化は互いからインスパイアされるところもあると思いますし、人生を広げる新しい発見が必ずあると思います」とメッセージを送った。

このイベントには、スペシャルゲストとして日本人バイオリニスト・石井智大が登場。石井は2024年にポーランドで開催された第6回ズビグニェフ・ザイフェルト国際ジャズヴァイオリンコンクールでアジア人として初の第3位に入賞した実力派であり、その繊細かつ情熱的な音色で融合し、会場を大きく沸かせた。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/544290/LL_img_544290_8.jpg
石井智大

石井は「こんなにも素晴らしいミュージシャンに囲まれてニコラさんの組曲を演奏できたことは夢のようでした」とコメント。「ニコラさんの曲は、繊細な構成で、決して簡単に演奏できる曲ではなかったのですが、それも軽々とこなして自分の音楽にしてしまう、アーティストたちの高い技量に驚かされっぱなしでした」と振り返った。

ポーランドのジャズについて石井は「ドミニク・ヴァニャやマチェイ・オバラのようなECMからリリースをしているアーティストや、チャレンジングな音楽を届ける若いアーティストもいて、とても刺激を受けています。アメリカのジャズとは違う、独自に築かれてきた文化としてのジャズは、日本にも親しみやすいと思います」とコメント。「今回の経験を通して、ポーリッシュジャズを日本に広めるきっかけになれるよう頑張りたいです」と述べた。

終演後にはスタンディングオベーションが巻き起こり、まさに歴史的な一日の幕が閉じた。

この「Jazz From Poland In Japan 2025」は、大阪・関西万博の期間中にポーランド文化を促進するプロジェクトの一つであり、ポーランド貿易投資庁(PAIH)が実施。9月11日(木)~13日(土)は東京でも3公演が行われる。すべて入場無料(要事前予約)。

【演奏楽曲名】
組曲タイトル:「Demonetized and non-eligible」

1) Min-maxxing
2) an unfortunate mixture of procrastination and oversight
3) nienalezenie
4) Studo
5) irysy mietowe
6) trwala ondulacja
7) syn Svena
8) Flow
9) bi-polar bear
10) Science is magic with blinking lights

【公演概要】
タイトル:Jazz From Poland In Japan 2025

【大阪・関西万博会場】
(1) 9月4日~10日 大阪・関西万博 ポーランドパビリオンにて
毎日30分のアコースティックライブ

【大阪公演】
(2) 9月4日(木) 開場18:30 開演19:00
出演:Sub Silento / Babooshki
会場:BLUE YARD

(3) 9月5日(金) 開場18:30 開演19:00
出演:Aga Derak / Dominik Wania
会場:BLUE YARD

(4) 9月6日(土) 開場19:00 開演19:30
出演:Maciej Obara Quartet
会場:BLUE YARD

(5) 9月7日 開場14:15 開演15:00
出演:Aga Derak / Babooshki / Dominik Wania / EABS / Hoshii / Maciej Obara Quartet / Paulina Przybysz / Sub Silento / Tomasz Chyla Quintet / Nikola Kolodzielczyk スペシャルゲスト:石井智大
会場:SPACE 14

(6) 9月9日(月) 開場18:30 開演19:00
出演:Tomasz Chyla Quintet / EABS
会場:梅田 CLUB QUATTRO

(7) 9月10日(火) 開場18:30 開演19:00
出演:Paulina Przybysz / Hoshii
会場:梅田 CLUB QUATTRO

【東京公演】
(8) 9月11日(水)1st show 20:00~ 2nd show 21:00~
出演:EABS
会場:ブルックリンパーラー(新宿)

(9) 9月12日(木) 開場18:30 開演19:00
出演:Hoshii
会場:晴れたら空に豆まいて

(10) 9月13日(金)1st show 19:00~ 2nd show 20:00~
出演:Paulina Przybysz (vo) & Grzegorz Tarwid (p) duo
会場:Cafe, Dining & Bar 104.5

料金:無料(ただし要事前予約)
主催:ポーランド貿易投資庁
共催:ポーランド広報文化センター
後援:FM COCOLO / FM 802
協力:Jaz.in / JAZZ LIFE / WAY OUT WEST
コーデイネーター:MKProject

「Jazz From Poland In Japan 2025」は、大阪・関西万博の期間中にポーランド文化を促進するプロジェクトの一つであり、ポーランド貿易投資庁(PAIH)が実施しています。

(撮影:F. Tarasiuk / PAIH)


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プレスリリース提供元:@Press
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