プレスリリース

ZEISS 最新共焦点顕微鏡 LSM 910 Lightfield 4Dの国内初の公開デモを第77回日本細胞生物学会・第58回日本発生生物学会合同大会にて実施

2025年07月08日(火)09時00分
カールツァイス株式会社(本社:東京都千代田区麹町、社長:ヴィンセント・マチュー)は、7月16日(水)~18日(金)にウインクあいちにて開催される「第77回日本細胞生物学会・第58回日本発生生物学会合同大会」において、本年3月に発売された最新の共焦点レーザー顕微鏡 LSM 910 Lightfield 4Dの実機デモンストレーションを国内で初めて公開いたします。


■ZEISS LSM 910 Lightfield 4Dについて
LSM 910 Lightfield 4Dは、高速かつ高解像度な3Dライブイメージングを可能にする最先端の共焦点レーザー顕微鏡です。特にLightfield 4D技術は、従来の共焦点顕微鏡では困難であった生体サンプルの高速・高精細な3次元データ取得に特化しており、時間分解能と空間分解能を両立させた革新的な観察を可能にします。本製品の詳細は、3月発表のプレスリリース( https://www.atpress.ne.jp/news/430763 )をご参照ください。


■同学会合同大会にて実機デモを日本初公開
発生生物学は、多細胞生物の個体発生に関わるプロセスを研究する学問分野です。この分野の研究においては、多細胞集団、組織、さらには個体レベルと、細胞より比較的大きいスケールの生命現象を研究対象とすることが多く、特にそれらの動的な変化を「生きたまま」「取りこぼさずに」観察したいという根本的なニーズが存在すると考えております。

Lightfield 4Dは、その名の通り「4次元(3次元空間+時間)」でのデータ取得に特化しており、既存顕微鏡とは一線を画す高速・高精細な3Dイメージングを実現します。この特性は、3次元的に生じる発生過程における細胞/組織の移動、変形、状態変化などといった動的な生命現象を、生きた状態で、かつ時空間的に詳細に捉えたいという発生生物学研究者のニーズに極めて合致しています。また、細胞レベルの現象であっても、その高速性と低光ダメージ性から、実験スループットを大きく向上させることでしょう。本合同大会での実機デモの実施は、発生生物学および細胞生物学分野における研究の新たな可能性を拓くものと確信しております。

実機デモンストレーションでは、LSM 910 Lightfield 4Dが毎秒最大80ボリュームというこれまでにない驚異的な時間分解能での3Dイメージングを実現する様子を、ブースにていくつかの動植物サンプルを用いながら、撮影から処理まで含めて実演いたします。初期ユーザーによる実際のアプリケーション例もご紹介予定です。

また、実機デモンストレーションに加え、当社の顕微鏡技術に関するセミナーも実施いたします。デモおよびセミナーの詳細は、当社ウェブサイトの出展のお知らせに関するページをご参照ください。

出展のお知らせページ
https://www.zeiss.co.jp/microscopy/l/events/jsdb-2025.html

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/441584/LL_img_441584_1.jpg
ZEISS LSM 910 Lightfield 4D 共焦点顕微鏡システム

ぜひこの機会に、カールツァイスのブースへお立ち寄りいただき、LSM 910 Lightfield 4Dの革新的な性能を直接ご体験ください。

【製品ページ】
Lightfield 4D
https://www.zeiss.com/microscopy/ja/products/light-microscopes/confocal-microscopes/lightfield-4d.html


■ZEISSについて
ZEISSは、1846年にドイツで創業した光学技術を用いた事業を多角的に展開する国際的なリーディングカンパニーです。日本には1911年に設立したカールツァイス株式会社、カールツァイスメディテック株式会社、カールツァイスビジョンジャパン株式会社の3つの法人があります。4つのセグメント(半導体製造技術、産業品質・研究、医療技術、消費者市場)で事業を展開し、売上高100億ユーロを超えるグローバル企業です。工業計測、品質保証、ライフサイエンス、材料研究、眼科、マイクロサージェリーなど、様々な分野で革新的なソリューションを提供しており、世界中で高い評価を得ています。
2024年時点では、売上高の15%を研究開発に投資しており、約46,000人の従業員、35の生産拠点、60以上の販売・サービス拠点、約40の研究開発施設を擁し、約50カ国で事業を展開しています。また、オーナーであるカールツァイス財団は、科学の振興を目的とするドイツ最大級の財団です。


■カールツァイス株式会社 リサーチマイクロスコピーソリューション(顕微鏡部門)について
リサーチマイクロスコピーソリューション(RMS: Research Microscopy Solutions)は、主に研究に使われる顕微鏡を開発・製造・販売する事業部門です。ライフサイエンス、材料、工業研究、教育向けに、光学・電子・X線顕微鏡システム、相関顕微鏡、AI技術を活用したソフトウェアなど、幅広いソリューションを提供しています。
https://www.zeiss.co.jp/microscopy/home.html


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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