プレスリリース

戦後80年特別企画展 ~練習機から特攻機へ~「赤とんぼ Willowと呼ばれた飛行機」 山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム(熊本)で7月19日~8月31日開催

2025年07月09日(水)10時00分
戦後80年の節目となる今夏、山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム(熊本県球磨郡錦町)では、特別企画展として「赤とんぼ Willowと呼ばれた飛行機」を2025年7月19日(土)~8月31日(日)に開催します。本展では、人吉海軍航空基地に最も多く残された九三式中間練習機(通称:赤とんぼ)の歴史と、人吉海軍航空基地との関りを紹介します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/439237/LL_img_439237_1.jpg
企画展チラシ(表)

「赤とんぼ」とは海軍の練習機で、橙色の塗装の複葉機の特徴から「赤とんぼ」の愛称で国民から親しまれた機体です。
人吉海軍航空基地では、予科練習生の実習機材として使用されていました。昭和20年に入ると、神風特別攻撃隊「乾龍隊」が夜間訓練で使用しており、地元住民が空を飛ぶ「赤とんぼ」を目撃しています。さらに、昭和20年11月に連合国軍が計画していた「オリンピック作戦」に対抗すべく、日本軍は「決号作戦」として、人吉海軍航空基地内で物資の備蓄を進める中で、96機の「赤とんぼ」が終戦時に残されていたことが明らかになっています。
赤とんぼの誕生から終戦を迎えるまで、連合軍によるコードネーム「Willow(柳)」と呼ばれた飛行機が辿った歴史を日米双方の資料から紐解きます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/439237/LL_img_439237_3.jpg
赤とんぼの実物大模型(入館料別途)

【開催概要】
開催期間:2025年7月19日(土)~8月31日(日)9:00~17:00
※メディア公開7月18日(金)14:00~17:00
会場 :山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム
多目的ホール
(熊本県球磨郡錦町木上西2-107)
入場料 :無料
※企画展は無料でご覧いただけますが、ご入館(資料館の見学及び地下壕ガイドツアー)は別途料金がかかります。

ホームページ: https://132base.jp/

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/439237/LL_img_439237_4.jpg
にしき ひみつ基地ミュージアム
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/439237/LL_img_439237_5.jpg
地下壕ガイドツアー(入館料別途)

≪同時開催:海外資料館との交流展≫
アメリカにあるADBCミュージアムとの交流展も同時開催。
お互いのミュージアムをパネルで紹介します。戦後80年を記念した記念品の交換では、地元の子どもたちが作った折り鶴を千羽鶴にしてADBCミュージアムに送ります。


■山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアムについて
太平洋戦争中、九州山地に囲まれた、海のない人吉盆地に建てられた「人吉海軍航空基地」。その跡地に作られたのが「ひみつ基地ミュージアム」です。
館内は資料館になっており、九三式中間練習機(通称:赤とんぼ)の実物大模型や基地の歴史に関する資料を展示しております。また、現存する地下壕の中を見学できるガイドツアーが人気です。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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