コラム

フジテレビ局員の「公益通報」だったのか...スポーツ紙から見えた「まだマシ」な日本のメディア風景

2025年01月27日(月)11時09分

もちろん週刊誌は正義の集団ではなく商業誌でもある。だからここにイラッとする人もいて「何でもかんでも書くな」などの批判もある。でもこうした機能が働いているのはまだマシでは?

今回の件が公になってホッとしているのはフジテレビの真っ当な人たちかもしれない。そういう想像力も必要なのではないか?

ダメな上層部に効果的なのは「海外」からの忠告だけではない。「下からの声」だって有効なのだと思う。

芸能情報が豊富なスポーツ紙を読み比べてそんなことを感じたのだ。


※イラストは編集部の新しい試みとして画像生成AI「Stable Diffusion」で作成されています。

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プロフィール

プチ鹿島

1970年、長野県生まれ。新聞15紙を読み比べ、スポーツ、文化、政治と幅広いジャンルからニュースを読み解く時事芸人。『ヤラセと情熱 水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実』(双葉社)、『お笑い公文書2022 こんな日本に誰がした!』(文藝春秋)、『芸人式新聞の読み方」』(幻冬舎)等、著作多数。監督・主演映画に『劇場版センキョナンデス』等。 X(旧Twitter):@pkashima

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