フジテレビ問題の根底にある、「セクハラを訴える人間=無能」という平成の常識
30歳以上の思考回路
こうした考え方が是正されるようになったのは、「#MeToo」が流行語大賞に選ばれた2018年ごろからだろう。当時の新入社員は今、30歳ぐらいになっている。つまり、現在30歳以上の日本人は男女問わず、「セクハラを訴える人間=無能」という思考回路を最初にインプットされている。
今、フジ上層部の対応を見て「あり得ない!」と嘆いている中高年たちは皆、ここ数年で大慌てで価値観をひっくり返すことにした人々である。自己保身のためである。とはいえ、初期設定を変えることは容易ではなく、心の底では納得できていないかもしれない。「Don't trust over 30(30歳以上を信じるな)」という言葉は、たぶん真実なのだろう。
調査報告書160ページによると、フジテレビでは2022年、バラエティ制作部の女性社員が男性社員から暴力やセクハラを受けた事例があった。その際、女性は「セクハラをすぐに訴える弱いやつとバラエティで思われたくない」と述べ、人事担当者への相談をしなかったという。フジテレビの社内では、時が止まっていたのだろう。
新人時代に植え付けられた思考回路を対外的には保ちながらも、私はずっと「変なの」という思いが消えずにいた。社会人となって20年ほど経つが、女がいじめられている場面は、大なり小なり見続けてきた。
いつだったか、上司からセクハラを受けて困っていると打ち明けてくれた女友達がいた。証拠もあった。だが結局、会社の上層部(もちろん全員男)は訴えをほぼ無視する形で加害者を守り、何のお咎めもなかった。きっと、順調に出世していったのだろう。
日本という国では、女はなめられ、損をさせられてきた。男の下に位置し続けてきた。NHKのニュース番組を見れば、必ずと言っていいほど中年の男がメインを務め、若い女がサブとして男を補佐している。中年の女を若い男が補佐するパターンは、極めて少ない。女はニュースを読む技術や解説する能力が低いのだろうか。そんなはずはない。
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