桐生ココ、日本が生んだバーチャルYouTuberアイドルの「卒業」を世界中のファンが悲しんでいる
The Wild World of VTubers
実際、大人気Vチューバー(兼バーチャル・ポルノ女優)の「プロジェクトメロディー」が一時ライブストリーミングサイトのツイッチを使えなくなったのは、作者だと主張するアニメーターが著作権料の支払いを求める申し立てを行ったためだった。
普通こうしたバーチャルのスターの正体は不明だ(ココの場合は「中の人」の名前すら伏せている)。だが正体がバレて、キャラとのギャップに驚くことも少なくない。例えばYouTubeのチャンネル登録者数が8万人を超える「のらきゃっと」を演じているのは、実は日本人の中年おじさんであることが発覚。これがかえって人気上昇に貢献したともいわれている。
ホロライブとVチューバーの今後は?
ココの卒業は大物Vチューバーの卒業の基準になるだろう。過去のホロライブのタレントたちは単にネットから消えたが、ココはもっと派手に退場するつもりらしい。フォロワー数と売り上げの規模を考えれば当然だ。
そんな売れっ子が人気絶頂で卒業するのは、Vチューバーの「短命」の証しでもある。もちろんホロライブはココに代わるキャラを生み出せるが、ココのように世界を席巻する大スターになるのは簡単ではないだろう。
©2021 The Slate Group

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