ユーロ圏インフレリスク、下向きを示唆=ベルギー中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は、3日掲載された独経済専門紙ハンデルスブラットとのインタビューで、インフレリスクは上向きではなく下向きを示しているとの認識を示した。2024年6月撮影(2025年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ベルリン 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は、3日掲載された独経済専門紙ハンデルスブラットとのインタビューで、インフレリスクは上向きではなく下向きを示しているとの認識を示した。ポルトガルのシントラで2日まで開催された国際金融会議「ECBフォーラム」の傍らで発言した。
ウンシュ総裁は、エネルギー価格の下落、ユーロ高の継続、不透明な成長見通しをその理由として挙げた。
また総裁は、中立的な金利水準である1.5─2%では十分でない可能性があるとし、緩やかに支援的な金融政策が必要との考えを示した。