「揺さぶられっ子症候群」と冤罪がテーマ......『揺さぶられる正義』で揺さぶられてほしい
『揺さぶられる正義』が長くなった理由は、もちろん監督の生理だけではない。取り上げるケースがテレビ版より圧倒的に増えた。厚みも増した。特に終盤、上田監督と対峙する(現在の)被告人との対話は、実に深くて重い。
この対話でも示唆されるが、今の日本の刑事司法の歪(ひず)みを告発するこの映画で、上田監督は自らが帰属するメディア(事件報道)への批判を加えた。つまり関西テレビ報道部だ。
上田監督のこの視点は、僕も強く共有する。起訴されたなら有罪率は99.8%。つまり日本の検察や司法は精密で優秀だ。そんなことを本気で言う人がいる(主に検察や裁判所関係者)。
あきれる。こんな有罪率はあり得ない。大きな(歪〔ゆが〕んだ)力が働いていると考えるべきなのだ。
人質司法や可視化されない取り調べ、再審制度の不備や無罪推定原則の形骸化など、欧米からは中世並みと称される日本の刑事司法の問題点は、メディアが健全に機能しているならば、もっともっと整備されているはずだ。
メディアが自ら、無罪推定ではなく有罪推定の報道を繰り返すから、司法の現在の歪(ひず)みが是認されてしまっていることは明らかだ。
この映画をスクリーンで観た12月13日は、リバイバル上映の初日でもあり、上映終了後には僕と上田監督とのトークも予定されていた。
質疑応答の際には多くの人が手を挙げ、真摯な質問を上田監督にぶつけていた。そんな様子を見ながら、この観客席に映画の標的である司法とメディアの関係者はいるだろうかと考える。いてほしいと切に思う。
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