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すでに日英は事実上の「同盟関係」にある...イギリスが「積極的に日本に接近」する理由
<日英間で次世代型防衛能力が蓄積されつつあると、英空軍大佐が指摘。現代版「日英同盟」のメリットと、両国が共に気をつかわなければならない相手とは>
[ロンドン発]「英国はすでに日本と軍事同盟を結んでいるのか」という論考(7月31日付)が英シンクタンク「王立防衛安全保障研究所」(RUSI)のサイトに掲載された。執筆者は英空軍の戦略家兼兵站担当者スチュアート・グレゴリー大佐である。
グレゴリー大佐は個人的見解と断りつつ「英国が積極的に日本に接近する中で次世代型防衛能力が蓄積されつつある。これが安全保障に関する米国の主導権に対抗しうるものと見なされる恐れがある」と指摘する。日英にとって米国は最大の同盟国。怒らせるわけにはいかない。
今年3月、貿易・経済安全保障と外交について対話を促進する「日英経済版2+2」閣僚会合の初会合が東京で開催された。日本側から岩屋毅外相と武藤容治経済産業相、英国からデービッド・ラミー外相とジョナサン・レイノルズ・ビジネス・通商相が出席した。
進む日・英・伊の第6世代戦闘機プログラム
英国もインド太平洋を経済と安全保障にとって極めて重要な地域とみなし、日英関係を「強化されたグローバル戦略的パートナーシップ」と再定義する。「ますます世界は不安定化している。道を切り開くために日英協力を強化しなければならない。日英対話は重要」(ラミー外相)
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