米アクセンチュア、9-11月売上高予想超え AI戦略奏功
米コンサルティング大手のアクセンチュアが18日発表した2026年度第1・四半期(25年9─11月)決算は、売上高が187億4000万ドルとなり、市場予想の185億2000万ドルを上回った。写真は同社のロゴ。スイス・ダボスで昨年1月撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
[18日 ロイター] - 米コンサルティング大手のアクセンチュアが18日発表した2026年度第1・四半期(25年9─11月)決算は、売上高が187億4000万ドルとなり、市場予想の185億2000万ドルを上回った。人工知能(AI)が主導する形で情報技術(IT)サービスへの需要が好調だった。
調整後1株当たり利益は3.94ドルで、アナリスト予想の3.74ドルを超えた。
ジュリー・スウィート最高経営責任者(CEO)は「大変にうれしいことに、新規受注は210億ドルに上り、33社から1億ドルを超える受注を獲得した」と述べた。
今第2・四半期(12月-26年2月)の売上高見通しは173億5000万-180億ドルで、中央値はLSEGがまとめたアナリスト予想の177億8000万ドルを下回った。
アクセンチュアは、今月アンソロピックとの提携関係を拡大するなど、市場シェア拡大に向けてAI戦略を推進している。同社のAI導入に向けた積極的な姿勢は、機械学習ツールを活用して単純かつ複雑な作業の処理を迅速化し、リソースを他の分野に振り向けるという幅広い業界で起きている流れを浮き彫りにしている。投資家はこうした動きによって成長が大幅に押し上げられると見込んでいる。





