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高まる「トランプ的」ローマ教皇の待望論...改革派フランシスコ教皇への「反発のマグマ」が噴出か
教皇の死は内部の権力闘争を浮き彫りに
英紙ガーディアン(22日付)は「バチカンの権力闘争:コンクラーベから『反フランシスコ派』の教皇が誕生するか。フランシスコの死は彼の在位期間を通じて特徴的だった内部の権力闘争を浮き彫りにするだろう」と報じている。
総勢250人を超える枢機卿のうち80歳以上はコンクラーベに参加できない。参加資格のある枢機卿は135人に絞られる。フランシスコはこのうち108人を世界中から登用した。このため「『反フランシスコ』派の教皇が選出されるのは難しい」とバチカンに詳しい専門記者はみる。
同紙によると、フランシスコの選出は保守派を激怒させた。新しいスタイルでローマ・カトリック教会の指導権を握る特権に真っ向から挑んだためだ。フランシスコが痛烈に批判してきた敵対者の派手な服装の下から「反フランシスコ派」の怨念が噴き出そうとしている。

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