- HOME
- コラム
- Edge of Europe
- 煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...…
煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄道網が次々と「再国有化」されている
でも昨日、現在の民間鉄道システムがいかに狂っているかを改めて思い知った。僕は初めて訪れるイギリスの数都市への旅を予約したのだが、多種多様なチケットの配列と、各社それぞれ異なるシステムのさまざまな鉄道会社に混乱させられた。
ロンドンからマンチェスターまでの2時間のチケットが、アバディーンまでの7時間のチケットよりもたった2ポンド安いだけなんて、一体どうしてこうなるのか理解に苦しむ。
僕はマンチェスター行きの電車の選択肢を調べるのに1時間以上も費やした。「8.50ポンド安い始発電車に乗るために5時起きする価値はあるだろうか?」「なんで日曜だと予約できないんだ?ああそうか、ストライキか......」などなど。
その最中、おかしすぎる変則手段に気付いた。マンチェスターの1つ手前のクルーで降り、クルーからマンチェスターまで別の格安路線を使うと圧倒的に安くなるのだ。
チケット分割で安くなる謎テクニック
こういった現象はロンドンと北部を結ぶ路線の至る所で存在するようで、常連客にはよく知られているようだ。こうした抜け穴を利用する方法を知らなければ、それはある意味「無知の税」ということになる。
だから、それに気づいて、帰り道にこの方法を取ることにした自分にちょっとした満足を覚えていた。でも全ての予約を終えた後、好奇心からもう少し調べてみたところ、「チケット分割」として知られるこの不条理システムのとんでもなさをまだまだ理解していなかったことを思い知った。
僕は帰り用にマンチェスターからクルーまでの電車を予約し、そこで降りてロンドン行きの別の列車を待つのだが、多くの路線では電車を乗り換える必要さえないことが分かった。同じ電車を分割して2枚のチケットで買うことができ、1枚で買うよりも大幅に値引きされる。
異なる鉄道会社が鉄道網の別々の箇所を運営しているからこそ起こるある種のナンセンスであり、同一の当局だったらこんな方法を思いつきもしないだろう。

アマゾンに飛びます
2025年7月15日号(7月8日発売)は「大森元貴『言葉の力』」特集。[ロングインタビュー]時代を映すアーティスト・大森元貴/[特別寄稿]羽生結弦がつづる「私はこの歌に救われた」
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/港区/東京都/web系SE・PG
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
テレワークあり 外資系サーバー 構成見積支援業務
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員
-
外資系案件担当/SNSマーケティングのコミュニケーションプランナー/東/英語力を活かせる仕事
トランス・コスモス株式会社
- 東京都
- 年収360万円~620万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
Visionary Japan株式会社
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員