コラム

ロシア作家連合が前線で「文学の降下作戦」を展開──ウクライナ戦争下の「Z作家」と詩人たち

2025年07月07日(月)13時25分

ケネルは、「ロシアの詩の歴史は殉教者録のように読むことができます」というロシア文学研究者エレナ・バルザモの言葉を伝えている。

「アレクサンドル・プーシキン(1799-1837)は2度流刑に処され、ミハイル・レールモントフ(1814-1841)は追放され、ニコライ・グミリョフ(1886-1921)は逮捕され銃殺され、オシップ・マンデリシュターム(1891-1938)は逮捕され収容所で死亡し、マリーナ・ツヴェターエワ(1892-1941)は自殺に追い込まれ、ヨシフ・ブロツキー(1940-1996)は国外追放されました」


一方、モスクワの中心部では、新進の詩人たちが密かに集まり、クレムリンを批判する反逆的な詩を朗読し続けているという。バルサモは詩人マンデリシュタームの言葉を引用する。「ロシアだけだ、詩を真剣に受け止めるのは。なぜなら、詩人を殺すのはロシアだけだからだ」

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プロフィール

今井佐緒里

フランス・パリ在住。個人ページは「欧州とEU そしてこの世界のものがたり」異文明の出会い、平等と自由、グローバル化と日本の国際化がテーマ。EU、国際社会や地政学、文化、各国社会等をテーマに執筆。ソルボンヌ(Paris 3)大学院国際関係・欧州研究学院修士号取得。駐日EU代表部公式ウェブマガジン「EU MAG」執筆。元大使インタビュー記事も担当(〜18年)。ヤフーオーサー・個人・エキスパート(2017〜2025年3月)。編著『ニッポンの評判 世界17カ国レポート』新潮社、欧州の章編著『世界で広がる脱原発』宝島社、他。Association de Presse France-Japon会員。仏の某省庁の仕事を行う(2015年〜)。出版社の編集者出身。 早稲田大学卒。ご連絡 saorit2010あっとhotmail.fr

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