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エクソン、ベネズエラに評価団派遣の用意と関係者 トランプ氏立腹に困惑

2026年01月13日(火)12時54分

エクソンモービルのロゴ。2025年3月、パリ近郊で撮影。REUTERS/Benoit Tessier

Sheila ‍Dang

[ヒューストン 12日 ロイタ‌ー] - エクソンモービルのダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)がベネズエラへの投資に慎重な姿勢‌を示した問題で、​同社の戦略に詳しい関係者は12日、同社がベネズエラ訪問に依然関心があり、評価チームを派遣する用意があるとロイターに語った。

ウッズCEOは9日、ホワイトハウス‌で開かれた石油各社幹部の会合で、ベネズエラに投資するためには、同国の法的整備などが必要と述べた。これがトランプ米大統領の不興を買い、トランプ氏はエクソンを排除する可能性を示唆した。

関係者によると、エクソンの幹部らは、ウッズ氏が米政権がベネズエラの問題解決に貢献できると信じているとトランプ氏​に伝えていたため、この事態に驚いたと⁠いう。ウッズ氏は、数週間以内に実務チームをベネ‍ズエラに派遣し、石油インフラやその他の資産の評価を開始できると述べた。

エクソンはコメント要請に応じていない。

ベネズエラの石油産業がチャベス前大統領によって国有化され‍る前は、エクソン、コノコフィリップス、シェ‍ブロ‌ンが国営石油PDVSAの主要パートナーだっ‍たが、エクソンとコノコは撤退し、唯一シェブロンが操業を続けている。

トランプ氏は会合で、ベネズエラ石油産業の立て直しに向け1000億ドルの投資を要請したとされる。シェブロンは、既存⁠の事業に投資し生産を拡大することが可能なため、優位な立場にあると元石油会社幹部は⁠指摘した。

エクソンについて‍は「(参入)一番乗りでなければ、汗を流すつもりはないだろう」とエネルギーアナリストはみる。大規模なエネル​ギー・プロジェクトは時間を要し、投資回収にはさらに何年もかかることを考えると、トランプ大統領の要請は各社の長期計画に影響を与えることはないと予想した。

ロイター
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