ベネズエラ国営石油、原油減産へ 米の禁輸措置で
写真はベネズエラ国営石油会社PDVSAのロゴ。カラカスで5月撮影。REUTERS/Leonardo Fernandez Viloria
Marianna Parraga
[4日 ロイター] - ベネズエラ国営石油会社PDVSAは、米国の石油タンカー封鎖により輸出がゼロになったため貯蔵余力がなくなりつつあり、原油生産の削減を開始した。
米軍によるマドゥロ大統領拘束を受け、ベネズエラは暫定政権下で政治危機に陥っている。主要な収入源である石油輸出は米国によるタンカー封鎖や拿捕を受けて停止状態にある。
シェブロンは米政府から操業許可を得ているため、例外的に米国向け輸出を続けていたが、海運データによると、1日以降は同社の輸出も停止している。
トランプ米大統領は3日、マドゥロ氏拘束と米国が監督する政権移行を発表した記者会見で、ベネズエラに対する「石油禁輸」が全面的に発動されていると述べた。
PDVSAは陸上在庫が増加し、重質原油に混ぜる希釈剤が不足する中、油田や坑井群の閉鎖などの措置を取る。
関係者によると、同社は中国石油集団(CNPC)のペトロレラ・シノベンサ、シェブロンのペトロピアール、ペトロボスキャン、ペトロモナガスなど合弁会社に減産を要請した。
原油減産は精製や国内燃料供給を含む他の事業にも影響が波及する可能性があり、実権を維持し国内の安定を確保するために歳入を必要とする暫定政権にとっては悪いニュースだ。
ベネズエラの昨年11月の原油生産量は日量約110万バレル、輸出量は約95万バレルだったが、12月の輸出は約50万バレルに減少した。





