ウクライナ「和平望むならドンバス撤収必要」=ロシア大統領報道官
ロシアのペスコフ大統領報道官。モスクワで12月19日撮影の提供写真。Sputnik/Mikhail Metzel/Pool via REUTERS
Dmitry Antonov
[モスクワ 29日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は29日、ウクライナがロシアとの和平を望むなら、ウクライナ東部ドンバス地方(ドネツク州、ルハンスク州)から部隊を撤収する必要があるとの考えを改めて示した。また、ウクライナが和平案に合意しなければさらに領土を失うことになると警告した。
ウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ米大統領は28日に米フロリダ州で会談。トランプ氏は会談後、戦争終結の合意に「かなり近づいた」としたが、ドンバス地方を巡る問題は未解決との認識を示した。
トランプ氏はゼレンスキー氏との会談に先立ち、ロシアのプーチン大統領と電話会談を実施。ペスコフ氏によると、プーチン氏はトランプ氏と近く再度電話会談を行う。プーチン大統領がゼレンスキー大統領と電話会談を実施する可能性については協議されていないという。
ペスコフ氏はドンバス地方に「自由経済区」を設置する構想のほか、ロシアが支配下に置くザポリージャ原子力発電所の扱いについてはコメントを控えた。





