バンス副大統領、激戦州で政策アピール 中間選挙控え支持拡大狙う
写真はバンス米副大統領。12月16日、米ペンシルベニア州で撮影。トム・ブレナー/pool via REUTERS
Jarrett Renshaw
[アルバーティス(ペンシルベニア州) 16日 ロイター] - バンス米副大統領は16日、ペンシルベニア州リーハイバレーを訪問し、米政権が掲げる経済政策を改めてアピールした。来年の中間選挙で共和党が上下院の過半数維持を目指す中、米経済を巡るメッセージを明確に伝える狙いがあるとみられる。
バンス氏は「われわれは素晴らしい進展を遂げてきたが、まだやるべきことが多く残っていることは理解している」とし、米国民にいま少しの忍耐を求める考えを示した。
バンス氏は演説に先立ち、アレンタウン近郊にある大手梱包・物流会社のユーラインの施設を視察する。同社は創業者夫妻のリズ・ユーライン氏とディック・ユーライン氏が所有しており、選挙資金記録によると、同夫妻はトランプ氏の選挙活動に数千万ドルを寄付している。
中間選挙の激戦州とされる同州では先週、トランプ大統領も集会を開いた。ただ、演説はコスト削減に関する詳細に乏しく、トランスジェンダーの権利、ミネソタ州のソマリア移民など、他の分野へと度々逸れた。





