米、英との技術協定を一時停止か 貿易分野でも譲歩要求と英紙
写真は米国と英国の旗。英ターンベリーで7月撮影。REUTERS/Evelyn Hockstein
[15日 ロイター] - 米国は英国と9月に結んだ技術協定を一時停止したと、英紙フィナンシャル・タイムズが15日に報じた。人工知能(AI)や量子コンピューティング、民生用原子力分野での連携を強化することを目指していた。
同紙が英政府関係者の話として伝えたところでは、米国は先週この協定を一時停止した。米側が技術分野の連携以外に貿易分野で英国の譲歩を求めているという。
米高官は食品や工業製品に関する規則などの非関税障壁を巡り英国の対応に不満を募らせていると報じている。
ロイターはこの報道を確認できず、ホワイトハウスと英政府はロイターのコメント要請に応じていない。
9月中旬のトランプ米大統領の訪英に合わせ発表された合意では、マイクロソフト(MS)など米大手企業が英国に310億ポンド(420億ドル)を投資すると表明していた。
米国は英国にとって最大の貿易相手国で、英ハイテク大手はすでに国内に数十億ドルを投資している。





