ニュース速報
ワールド

自国第一主義で米独連携を、MAGA派イベントでAfD議員呼びかけ

2025年12月15日(月)13時36分

2025年12月13日、米国ニューヨーク市ので開催されたイベントで演説するフロンマイヤー議員。REUTERS/Stephen Yang

Hussein Waaile Sarah Marsh

[ニューヨーク/ベルリン 14日 ロイター] - トランプ米大統領が推進する米国第一主義運動「MAGA」の支持者が参加するイベントが13日、開催され、移民排斥を掲げるドイツの右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のマルクス・フロンマイヤー連邦議会(下院)議員が米国とドイツのナショナリスト勢力の連携を呼びかけた。

この行事は、米ニューヨーク青年共和党クラブ(NYYRC)主催で毎年開かれる。MAGAを支持する国内の政治家が主な出席者で、フロンマイヤー氏のような外国の右派政治家らと交流する場となっている。AfDは今回、同氏を含めて連邦議会議員、州議会議員、欧州議会議員ら約20人が参加した。

フロンマイヤー氏は「米国とドイツの愛国者の連帯はリベラル派エリートには悪夢で、自由世界にとっては希望だ。さあわれわれの文化、われわれの国家を取り戻し、西洋を再び1つにしよう」と演説した。

同氏らを勢いづかせているのは、米政府がこのほど公表した最新の国家安全保障戦略(NSS)だ。NSSでは、欧州で言論の自由や政治的な反対行動が抑制されており、米国は「欧州の現在の流れへの抵抗(勢力)を育成すること」に注力すべきだとされ、欧州の右派政党を重視する姿勢が浮き彫りになった。

AfD連邦議会会派で外交政策報道担当を務めるフロンマイヤー氏は、このイベントの前にロジャーズ米国務次官(広報・外交担当)と会談した。

ロジャーズ氏は最近、欧州全域で検閲が行われている疑いがあると批判する動画を公開している。

NYYRCとAfDのつながりが生まれたのは数年前だが、ここ数カ月で関係が深まり、注目度が高まりつつある。

今回のイベントで米国国家を歌ったテノール歌手は、10月にNYYRCが2人のAfD議員の歓迎式典で、タブーとされるドイツ国家の第1節を歌って論争を巻き起こした。この第1節は、ナチス・ドイツがドイツの優越性を主張するために利用していた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

カナダ首相が豪州訪問、「ミドルパワー」連携強化へ

ワールド

金価格が5日続伸、中東リスクで安全資産への需要が高

ビジネス

焦点:米イラン攻撃後にドル急騰、安全資産の地位を再

ビジネス

米テスラ、2月に欧州主要市場でシェア回復 販売安定
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医師が語る心優先の健康法
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 7
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 8
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    【トランプ関税はまだ序章】新関税で得する国・損す…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中