ニュース速報
ワールド

中国、「持続可能な」貿易促進 輸出入とも拡大と党幹部 

2025年12月15日(月)07時42分

中国浙江省寧波の港で2019年5月撮影。REUTERS

[北京 13日 ロイター] - 中国共産党の経済政策担当幹部は、「持続可能な」貿易を促進するための取り組みの一環として、2026年に輸出と輸入をともに拡大する計画を明らかにした。中国国営の中国中央テレビ(CCTV)が13日、報じた。

党で経済政策を統括する中央財経委員会弁公室の韓文秀副主任は会議で、「開放を堅持し、多分野でウィンウィンの協力を推進し、輸出拡大と同時に輸入も増やし、対外貿易の持続可能な発展を推進しなければならない」と表明した。

中国は10─11日に開催した中央経済工作会議で、26年の経済運営について消費と投資を刺激し、高い経済成長を維持する「積極的」財政政策を継続する方針を表明。アナリストらは、中国が26年も前年比で5%程度の国内総生産(GDP)成長目標を掲げると予想している。

世界2位の経済大国の中国は1兆ドル規模の貿易黒字を抱え、貿易相手国との緊張が高まっている。国際通貨基金(IMF)は中国の生産中心の経済成長モデルは持続可能ではないと警鐘を鳴らし、エコノミストらの批判も招いている。

韓氏は26年にサービスの輸出を促進すると表明。家計所得を増加させ、基礎年金を引き上げ、消費分野での「不合理な」規制撤廃に向けた措置を講じると約束した。

IMFのゲオルギエワ専務理事は10日の記者会見で「中国は規模が大きすぎるため輸出からの(さらなる)成長を生み出す余地は限られており、輸出主導型成長への依存を続けることは世界的な貿易摩擦をさらに激化させるリスクがある」と警告し、中国に対して輸出抑制と国内での消費拡大という「勇気ある選択」を促した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、グリーンランド取得で武力行使を否定 ダ

ワールド

中国との包括的貿易協定の行方不透明─米USTR代表

ワールド

21日開催予定のG7財務相会合、来週に延期=フラン

ワールド

ECB総裁、米商務長官の欧州批判演説を途中退席 ダ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 2
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の核開発にらみ軍事戦略を強化
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 5
    飛行機よりラク? ソウル〜釜山「110分」へ――韓国が…
  • 6
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 7
    「怖すぎる...」モルディブで凶暴な魚の群れに「襲撃…
  • 8
    宇宙人の存在「開示」がもたらす金融黙示録──英中銀…
  • 9
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 10
    トランプが宇宙人の実在を公表するのは「時間の問題…
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 8
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 9
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中