香港最後の民主派政党解散、中国政府締め付けで活動不能
写真は12月14日、香港で記者会見する民主党の羅健熙主席ら。REUTERS/Joyce Zhou
Jessie Pang James Pomfret
[香港 14日 ロイター] - 香港民主派の有力政党として唯一存続していた民主党が14日の臨時党大会で解散を正式に決定した。中国政府からの圧力が背景にあったもようだ。
民主党は、英国による香港返還前の1994年に結成された。一時は立法会(議会)で最大勢力となり、中国政府に対して民主的な改革や自由の擁護を訴える旗頭の役割を担った。
しかし2019年の大規模な民主化要求デモの後、中国政府が香港国家安全維持法(国安法)の施行などを通じて民主派への締め付けを強め、次第に活動余地が狭められた。
民主党幹部の胡志偉氏、何俊仁氏、黄碧雲氏、林卓廷氏らは、国安法の下で投獄ないし拘留されている。
こうした中で民主党の羅健熙主席は党大会後に会見を開き、党員投票で解散が決まったと説明した。
羅氏は「この30年間、香港の人々とともに歩んできたことはわれわれにとって最大の名誉だった。これまで常に香港と香港市民の幸福をわれわれの指針としてきた」と振り返った。
複数の党幹部は以前ロイターに、中国当局ないしその関係者から、党を解散しなければ逮捕の可能性を含めて重大な結果を招くと伝えられていたと明かしている。
一方、元党主席で民主派指導者の1人として知られた劉慧卿氏は「香港のために多大な働きをしてきた組織がなぜこのような結末を迎える必要があるのか。非常に問題だ」と語った。
劉氏は「われわれは一度も民主主義を手に入れることも、政府を選ぶ機会を得ることもできていない。『一国二制度』の原則がこれ以上縮小しないよう願っている。さらに多くの人々が逮捕されないことも希望する」と訴えた。
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