インド、中国人専門職のビザ審査迅速化 関係改善へ
12月12日、インドが中国人専門職向けビジネスビザ(査証)の審査を迅速化するため手続きを簡素化したと、当局者2人が明らかにした。写真は、2025年上海協力機構(SCO)首脳会議が行われた梅江国際コンベンション&エキシビションセンターに掲げられるインドと中国の国旗。中国の天津で8月撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
Nikunj Ohri Shivangi Acharya
[ニューデリー 12日 ロイター] - インドが中国人専門職向けビジネスビザ(査証)の審査を迅速化するため手続きを簡素化したと、当局者2人が明らかにした。
モディ首相が米国の厳しい関税措置に直面し、中国との関係改善に慎重に乗り出す中、当局者によると、インド政府は手続きを簡素化することでビザの審査期間を1カ月未満に短縮したという。
当局者の1人は、ビザ取得に関する問題は完全に解決されたと述べた。
インドはヒマラヤ国境地帯における2020年半ばの衝突後、中国人渡航者のビジネスビザの審査を内務省と外務省の範囲を超えて拡大していた。
ロイターは昨年、小米(シャオミ)など中国の大手電子機器メーカーがビザ取得に苦戦していると報じていた。
業界幹部はこうした規制がインドでの事業拡大計画に打撃を与えたと話したほか、太陽光発電業界も熟練労働者不足の打撃を受けたという。
モディ氏は今年、7年ぶりに中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。その後、両国は20年以来初めて直行便の運航を再開した。





