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白人至上主義は南アの主権を脅かす=ラマポーザ大統領

2025年12月09日(火)10時29分

南アフリカのラマポーザ大統領は。12月8日、ヨハネスブルグで撮影(2025年 ロイター/シフィウェ・シベコ)

Tim Cocks

[ヨハネスブルク 8日 ロイター] - 南アフリカのラマポーザ大統領は8日、白人の人種的優越性に関する考えはアパルトヘイト(人種隔離政策)後の南アの団結、主権、そして外交関係を脅かすものだと述べ、白人迫害に関する誤った話を否定する世界的な取り組みを呼びかけた。

30年前に白人支配を打ち破ったネルソン・マンデラ氏の政党であるアフリカ民族会議(ANC)の会議で「われわれの社会の中には、いまだに人種的優越性の概念に固執し、人種的特権を維持しようとする者がいる」と指摘。彼らの考えは「わが国における(オランダ系を中心とする)白人アフリカーナーの迫害という誤った主張によってもたらされた白人至上主義や白人被害者意識という、より広範な概念と都合よく一致している」と付け加えた。

2週間前、トランプ米大統領はヨハネスブルクで開催された20カ国・地域首脳会議(G20サミット)をボイコットし、南アが少数派の白人を虐待していると根拠もなく主張。白人農民が「殺され、虐殺され、土地や農場が不法に没収されている」と述べた。

ロイター
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