ホンジュラス大統領選、トランプ氏支持候補が僅差で追う 開票遅延

写真は11月30日、ホンジュラス・テグシガルパの投票所で投票用紙を見せる選挙管理担当者。 REUTERS/Jose Cabezas

[テグチガルパ ２日 ロイター] - １１月３０日に実施されたホンジュラス大統領選は、中道右派の自由党に属するサルバドル・ナスララ前副大統領が、トランプ米大統領が支援する右派の国民党候補であるナスリ・アスフラ前テグシガルパ市長を僅差でリードしている。開票作業が遅れており、システム障害も発生している。

選挙管理委員会が現地時間２日午後２時３０分ごろに発表した最新の開票状況によると、開票率約６０％の時点で、ナスララ氏の得票率は３９．９６％、アスフラ氏は３９．８０％となっている。

両候補とも、２０２３年に断絶した台湾との外交関係を回復する可能性を示唆している。

与党で左派の自由復興党（ＬＩＢＲＥ）のリキシ・モンカダ前国防相は得票率１９．１９％にとどまり、大きく水をあけられている。

１日に発表された前回の開票状況では、アスフラ氏が約５００票差でリードしていた。

システム障害により約２０％の票が集計されておらず、選管は国民に冷静な対応を呼びかけている。声明で、即時集計システムに問題が生じたと説明した。この問題により、結果がリアルタイムで更新されるはずだったウェブサイトにも不具合が発生したという。