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ガザへの国際部隊派遣計画が始動、治安安定化へ=米上級顧問

2025年10月16日(木)08時18分

 10月15日、パレスチナ自治区ガザの治安を安定させるために国際部隊を同地区に派遣する計画が始まっていると、米国の上級顧問2人が明らかにした。写真はイスラエル軍の戦車。ガザで9月28日撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen)

Steve Holland Costas Pitas

[ワシントン 15日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザの治安を安定させるために国際部隊を同地区に派遣する計画が始まっていると、米国の上級顧問2人が15日に明らかにした。

トランプ米大統領の20項目からなるガザ計画の主要要件の一つは、米国が支援する安定化部隊の編成だった。米国はガザに入ることなく、部隊を支援するために最大200人の部隊を提供することに合意している。

上級顧問は記者団へのブリーフィングで、ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマス間の緊張は依然として高いと述べた。

「現在、われわれが目指しているのは状況の基本的な安定化だ。国際安定化部隊の編成が始まっている」と語った。米国が部隊への貢献について協議している国にはインドネシア、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、カタール、アゼルバイジャンが含まれているという。

また、作戦の立ち上げを支援するため、この地域で米軍兵士20人余りが「調整・監督」の役割を担っているという。

ロイター
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