ICC、前フィリピン大統領の「麻薬戦争」事案からカーン主任検察官を除外
オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は、ドゥテルテ前フィリピン大統領の「麻薬戦争」を巡る事案で、カーン主任検察官(写真)を除外した。1月撮影(2025年 ロイター/Piroschka van de Wouw/File Photo)
Stephanie van den Berg Anthony Deutsch
[ハーグ 14日 ロイター] - オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は、ドゥテルテ前フィリピン大統領の「麻薬戦争」を巡る事案で、カーン主任検察官を除外した。ICCの決定文書をロイターが確認した。
ドゥテルテ氏は大統領在任中に実施した暴力的な麻薬取り締まりで「人道に対する罪」に問われた。ドゥテルテ氏の弁護団は今年8月、麻薬戦争の被害者の裁判所への連絡にカーン氏が関与していることは利益相反に当たるとして、カーン氏の除外を求めた。ICCは10月2日、この主張を認め、担当から外すと決定した。
カーン氏には、性的嫌がらせ疑惑が浮上。ICCは5月、外部調査の結果が出るまで同氏を休職にすると発表した。





