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米印、週内に通商協議 米産エネルギー輸入確約へ=関係者

2025年10月14日(火)10時11分

米印両政府が今週、通商協議を開き、インド側が米国産エネルギーの輸入を確約する見通しだ。写真は2月13日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

Manoj Kumar

[ニューデリー 13日 ロイター] - 米印両政府が今週、通商協議を開き、インド側が米国産エネルギーの輸入を確約する見通しだ。インドによるロシア産石油の購入に米国が懸念を示していることに対応する。関係者が明らかにした。

両国の通商協議は、米国が8月にインドに最大50%の関税を課すと表明したことを受け、一時中断。米国は、インドがロシア産石油の購入を通じて、ロシアのウクライナ侵攻の戦費を提供していると批判していた。

ただ、トランプ米大統領が融和的なトーンを公式発言で打ち出し、モディ首相と電話会談を行ったことを受けて、9月に協議が再開された。

印政府は再生可能エネルギーと原子力エネルギーの分野で、米企業を含む民間の参画拡大を目指している。関係者は「再生エネ部門への投資が、対米協力での重要分野だ」と指摘した上で、米国からの液化天然ガス(LNG)購入を増やす用意があると説明した。

この関係者は米国での投資拡大について問われると、印政府は反対しておらず、自国企業による対外投資を前向きに捉えていると説明した。

米印協議は2月に始まり、二国間貿易の規模を2030年までに2倍の5000億ドルに増やす内容の合意を目指している。

ロイター
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