マダガスカル、クーデターで大統領が出国

アフリカの島国マダガスカルのアンドリー・ラジョエリナ大統領が10月12日に出国したことを、野党指導者と軍関係筋、外国の外交官が13日、明らかにした。写真は停電や断水の頻発に抗議する全国規模の若者主導の抗議デモ。13日、首都アンタナナリボで撮影(2025年 ロイター/Siphiwe Sibeko)
[アンタナナリボ 13日 ロイター] - アフリカの島国マダガスカルのアンドリー・ラジョエリナ大統領が12日に出国したことを、野党指導者と軍関係筋、外国の外交官が13日、明らかにした。Z世代(1990年代後半―2000年代前半生まれ)が主導した反政府デモに軍が同調し、クーデターが起きた。
大統領府はコメント要請に応じなかった。
ラジョエリナ氏は13日深夜に交流サイト(SNS)のフェイスブックで国民向けに、身を守るため安全な場所へ移動せざるを得なかったと発言。居場所は明かさなかったが、「マダガスカルが破壊されるのを許さない」と強硬な姿勢を示した。
外交筋は演説後、ラジョエリナ氏が辞任を拒否していると明らかにした。
軍事筋はロイターに対し、ラジョエリナ氏が12日にフランスの軍用機で出国したと語った。マダガスカルはフランスの旧植民地で、フランスのラジオ局RFIはラジョエリナ氏の国外退去をフランスのマクロン大統領が支援することで合意したと報じた。
マダガスカルでは停電や断水に反発するデモが9月25日に発生し、政府の腐敗や悪政、国民への基本的なサービスの欠如といったより広範な不満を背景に反政府デモへ発展した。
ラジョエリナ氏が2009年に権力を掌握した際に支援した軍精鋭部隊CAPSATの兵士らが命令に従わず、デモ参加者らを支持するように呼び掛けた。このため、ラジョエリナ氏は孤立を深めていた。
13日には首都アンタナナリボの広場で数千人が参加する反政府デモがあり、参加者らは「大統領は今すぐ辞めろ」と叫んだ。
マダガスカルには約3000万人の人口がおり、国民の年齢の中央値は20歳未満。国民の約4分の3が貧困状態にあり、世界銀行の統計によると2020年の1人当たりの国内総生産(GDP)はフランスから独立した1960年から45%も減った。
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