スペイン国防相搭乗機、GPS妨害受ける ロシア飛び地付近で

スペイン国防省によると、ロブレス国防相(写真)が搭乗したスペイン軍用機が24日午前、リトアニアに向かう途中、ロシアの飛び地カリーニングラード付近を飛行中にGPS(全地球測位システム)の「妨害」を受けた。8月撮影の提供写真(2025年 ロイター)
[マドリード 24日 ロイター] - スペイン国防省によると、ロブレス国防相が搭乗したスペイン軍用機が24日午前、リトアニアに向かう途中、ロシアの飛び地カリーニングラード付近を飛行中にGPS(全地球測位システム)の「妨害」を受けた。詳細は明らかにしていない。
同機にはロブレス氏のほか、ポーランドが領空侵犯したドローンを撃墜したのを受け、今月発足したNATO(北大西洋条約機構)の東部国境防衛任務に参加しているスペイン空軍兵士の親族も搭乗していた。
スペイン国防省が24日発表した声明によると、リトアニア語でオオカミを意味する「ビルカス」任務として知られるスペインの部隊は先週、バルト海上空を飛行するロシア軍機8機に対処した。
スペイン政府によると、ロブレス氏は24日午前、リトアニアのシャカリエネ国防相と2国間会談を行うことになっていた。
8月31日には、欧州委員会のフォンデアライエン委員長が搭乗した航空機のGPSシステムが、ブルガリアに向かう途中に妨害されている。