米韓、有事の軍作戦統制権移譲巡り進展か 見解共有と当局筋

韓国国防省当局者は２４日、同省と米国防総省が、戦時作戦統制権の移譲に向けた条件を満たす上で大きな進展があったとの見解を共有していると述べた。米韓の国旗、２０１６年撮影の提供写真（２０２５年　ロイター）

［ソウル　２４日　ロイター］ - 韓国国防省当局者は２４日、同省と米国防総省が、戦時作戦統制権の移譲に向けた条件を満たす上で大きな進展があったとの見解を共有していると述べた。

現在、朝鮮半島有事の際の作戦統制権は米側が持つ。韓国はそれの返還を目指している。

ソウルで開催された米韓高官級協議後に韓国国防省が発表した声明は、双方が同盟を互恵的で未来志向の近代化されたものに発展させるため、軍事協力全般を評価したとしている。また、８月の首脳会談で協議された内容のフォローアップ措置でも協力することで合意したと述べた。

当局者は、声明は作戦統制権には触れていないが、この件で米韓が協議で見解を共有したという聯合ニュースの報道を確認した。