韓国前大統領夫人の初公判開催、旧統一教会絡む収賄など 弁護人が起訴内容否認

9月24日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)幹部から高級ブランドのバッグを受け取ったとしてあっせん収賄などの罪に問われた尹錫悦前大統領の妻、金建希被告の初公判がソウル中央地裁で開かれた。写真は入廷する金被告。同日代表撮影(2025年 ロイター)
Heejin Kim
[ソウル 24日 ロイター] - 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)幹部から高級ブランドのバッグを受け取ったとしてあっせん収賄などの罪に問われた尹錫悦前大統領の妻、金建希被告の初公判が24日、ソウル中央地裁で開かれた。金被告の弁護人は、起訴内容を全面否認した。
金被告は、法廷で、陪審員ではなく裁判官による裁判を求めたが、容疑には一切触れなかった。
特別検察官は、旧統一教会に絡むあっせん収賄罪のほか、株価操作による資本市場法違反、ブローカーから世論調査結果を無償で受け取ったことによる政治資金法違反について説明した。
金被告の弁護人は、全ての起訴内容を否認したうえで、特別検察は入手した証拠の詳細を共有していないと指摘した。
特別検察は23日、政治資金法違反などの疑いで旧統一教会の総裁、韓鶴子容疑者を逮捕した。