ロシア、エストニア領空侵犯を否定 「証拠示さず緊張あおる」

ロシアのペスコフ大統領報道官(写真)は22日、同国の戦闘機が領空侵犯したとのエストニアの主張は虚偽だと指摘した。エストニアは証拠を示しておらず、緊張をあおろうとしていると批判した。2日の代表撮影(2025年 ロイター)
[モスクワ 22日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は22日、同国の戦闘機が領空侵犯したとのエストニアの主張は虚偽だと指摘した。エストニアは証拠を示しておらず、緊張をあおろうとしていると批判した。
北大西洋条約機構(NATO)加盟国のエストニアは19日、ロシアのミグ31戦闘機3機が12分間にわたり領空を侵犯したと発表した。NATOはイタリア空軍のF35戦闘機を緊急発進させ対応した。
ペスコフ報道官は記者団に「エストニアの発表には、(主張を裏付ける)客観的な監視データがあるといった説明はない」とし、「このような言葉は空虚で、根拠がなく、緊張をエスカレートさせ、対立的な雰囲気を引き起こすという完全に無謀なパターンの継続であると考えている」と述べた。
ロシア国防省がエストニアの主張を断固否定していると指摘し、ロシアのパイロットは常に国際法に従って行動していると述べた。