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ファイザー、肥満薬開発メッツェラを73億ドルで買収か FT報道

2025年09月22日(月)15時25分

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は21日、米製薬大手ファイザーが、肥満治療薬の開発を手掛ける米メッツェラを73億ドルで買収しようとしていると関係者の話を引用して報じた。写真はファイザーのロゴ。8月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[21日 ロイター] - 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は21日、米製薬大手ファイザーが、肥満治療薬の開発を手掛ける米メッツェラを73億ドルで買収しようとしていると関係者の話を引用して報じた。22日にも発表される可能性があるという。

ファイザーは1株当たり現金47.50ドルを支払う。LSEGのデータによると、メッツェラ株の19日終値(33.32ドル)に約42.5%のプレミアムを乗せた水準。ファイザーは特定の業績マイルストーン達成で1株当たり22.50ドル追加する方針という。

メッツェラは、ベンチャーキャピタルのARCHベンチャーと投資会社のポピュレーション・ヘルス・パートナーズが2022年に設立した会社で、GLP─1のメカニズムなどに基づく肥満治療薬を開発している。今年、主力薬候補「MET─097i」の中期臨床試験で平均11.3%の体重減少を示したと発表している。

ファイザーも、「ダヌグリプロン」という肥満治療薬の開発を進めていたが、肝障害の発症などを受けて今年4月に開発を中止した。メッツェラ買収で、失地回復を狙うとみられる。

ロイター
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