仏・サウジ主催サミット、数カ国がパレスチナ国家正式承認へ

9月22日、フランスとサウジアラビアは、パレスチナ問題「2国家解決」への支持を集めるために米ニューヨークで首脳会議(サミット)を開く。写真は南部へ退避するガザ住民。20日撮影(2025年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)
John Irish Michelle Nichols
[国連 22日 ロイター] - フランスとサウジアラビアは22日、パレスチナ問題「2国家解決」への支持を集めるために米ニューヨークで首脳会議(サミット)を開く。参加する数十人のうち数人がパレスチナ国家を正式に承認する見込みだ。
一方、イスラエルのダノン国連大使は18日、このイベントを「サーカス」と表現。イスラエルと米国はサミットをボイコットするという。
イスラエル当局者がこれまでに明らかにしているところによると、同国はフランスに対する2国間措置だけでなく、対抗策としてパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の一部併合も検討している。
米政権も、今週の国連総会に先立ちニューヨーク・サミットを主催するフランスを含め、イスラエルへの措置を取る国々に警告している。
英国、カナダ、オーストラリア、ポルトガルの4カ国は21日、パレスチナを国家承認。フランスと他の5カ国も22日にパレスチナ国家を正式に承認すると見込まれている。