ヘッジファンド、銀行・保険・消費者金融株を購入=ゴールドマン

ゴールドマン・サックスの19日付のリサーチノートによると、ヘッジファンドは先週、銀行・保険・消費者金融の株式を過去3カ月で最も速いペースで購入した。ニューヨーク証券取引所で5月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid/File Photo)
Nell Mackenzie
[ロンドン 22日 ロイター] - ゴールドマン・サックスの19日付のリサーチノートによると、ヘッジファンドは先週、銀行・保険・消費者金融の株式を過去3カ月で最も速いペースで購入した。
ディールメイキングの活発化に伴う利益拡大と一段の規制緩和が見込まれているという。
欧州の銀行株指数は今年40%超上昇。米国の銀行株指数は20%強上昇している。
ヘッジファンドのロングポジションの大半は北米と欧州が占めた。
また、ヘッジファンドは8月を通じて取引を減らしていたが、先週はグロスレバレッジが過去8カ月で最大の上昇を記録した。
ゴールドマン・サックスのプライムブローカレッジ部門で追跡しているセクターの中では、金融株が2番目に多く買われた。
銀行株は一般に金利上昇局面で利益を上げやすいが、利下げ予想は既に株価に織り込まれているという。