米共和有力議員、トーク番組休止で異例の批判 「まるでマフィア」

　米共和党のテッド・クルーズ上院議員は１９日、連邦通信委員会（ＦＣＣ）トップによりテレビ番組の放送が無期限休止になったことをマフィア映画の脅し文句になぞらえて批判した。与党共和党の有力議員が公に政権を批判するのは異例。ロサンゼルスで１８日撮影（２０２５年　ロイター／David Swanson）

David Shepardson　Jonathan Allen

[ワシントン １９日 ロイター] - 米共和党のテッド・クルーズ上院議員は１９日、連邦通信委員会（ＦＣＣ）トップによりテレビ番組の放送が無期限休止になったことをマフィア映画の脅し文句になぞらえて批判した。与党共和党の有力議員が公に政権を批判するのは異例。

同番組の司会者ジミー・キンベル氏が１７日、保守系政治活動家チャーリー・カーク氏射殺事件に関してやゆするような発言をしたことを受け、ＦＣＣのブレンダン・カー委員長が地方局に対し番組の放送を中止するよう要請した。

クルーズ上院議員は、番組の内容に関して放送局に罰金を科したり免許を剥奪したりするというカー委員長の行動は非常に危険だと指摘。マーティン・スコセッシ監督のギャング映画「グッド・フェローズ」を引き合いに、「まるでマフィアがバーに来て、『いいバーを持っているね、何かあったら残念だな』と言っているようだ」と批判した。