全国ＣＰＩ、8月は前年比＋2.7％に鈍化 市場予想に一致

　総務省が１９日公表した８月の全国消費者物価指数（生鮮食品を除く総合指数、コアＣＰＩ）は前年比２．７％上昇した。写真は都内の交差点。２０２０年４月撮影（２０２５年　ロイター/Issei Kato）

［東京　１９日　ロイター］ - 総務省が１９日公表した８月の全国消費者物価指数（生鮮食品を除く総合指数、コアＣＰＩ）は前年比２．７％上昇した。伸び率は７月の３．１％から縮小し、２０２４年１１月以来の２％台を付けた。ロイター集計の民間予測に一致した。

前年比でガソリンがプラスに転じた一方、補助金の影響で電気代やガス代のマイナス幅が拡大し指数を押し下げた。

生鮮食品を除く食品の上昇率も７月の８．３％から８．０％に縮小した。

生鮮食品を含み、生活者が実感する物価により近い総合指数は前年比２．７％上昇した。７月の３．１％から伸びが鈍化した。

変動の大きい生鮮食品とエネルギーを除き、物価の基調的な動きを示すとされる指数（コアコアＣＰＩ）は前年比３．３％上昇。７月は３．４％上昇だった。

＊この記事の詳細はこの後送信します。新しい記事は見出しに「UPDATE」と表示します。