原油先物は小動き、週間では2週連続の上昇へ

１９日の原油価格先物は小動き。米国の燃料需要への懸念から前営業日は値を下げていた。写真は２０２５年７月、ロシアのタタルスタン共和国で撮影（２０２５年　ロイター）

[１９日 ロイター] - １９日の原油価格先物は小動き。米国の燃料需要への懸念から前営業日は値を下げていた。

０１００ＧＭＴ（日本時間午前１０時００分）時点で、北海ブレント先物は０．０１ドル安の１バレル＝６７．４３ドル。米ＷＴＩ先物は０．０４ドル安の６３．５３ドル。

ただ、両指標は週間ベースで２週連続の上昇となっている。

米利下げを受け、通常は借入コストの低下は石油需要を押し上げる。しかし、米国の留出油在庫が、市場予想の１００万バレル増に対して４００万バレル増加したことで、需要に対する懸念が高まり、価格を圧迫した。

ＩＧのアナリスト、トニー・シカモア氏は「米ドルと米長期利回りの上昇が原油の下支えをさらに弱めた」と述べた。