ロシア極東カムチャツカでＭ7.8の地震、津波警報も被害報告なし

［１９日　ロイター］ - ロシア極東カムチャツカ半島で１９日早朝、強い地震が発生した。カムチャツカ半島の東岸とクリール諸島（北方四島と千島列島）に津波警報が出されたが、現時点で被害は報告されていない。

米地質調査所（ＵＳＧＳ）によると、地震の規模はマグニチュード（Ｍ）７．８。震源の深さは１０キロ。Ｍ５．１─５．８の余震が４回観測されたという。

カムチャツカ州のソロドフ州知事は、全ての緊急対応機関を警戒態勢に置き対応しているが、これまでのところ被害は報告されていないと述べた。

当局者によると、沿岸地域で最大６０センチほどの津波が確認されたとの報告があったという。

米国立気象局と太平洋津波警報センターは、アラスカ州の一部に津波注意報を発令したが、その後解除した。

カムチャツカ半島は地震活動が活発な地域で、Ｍ７を超える地震が過去１週間に２回発生している。