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インフレ対応で経済成長を意図的に抑制、景気後退は遠い=プーチン氏

2025年09月19日(金)00時54分

ロシアのプーチン大統領は18日、同国はインフレ抑制のため経済成長を意図的に減速させており、景気後退には程遠いとの見方を示した。8月撮影。提供写真(2025年 ロイター/Sputnik/Vyacheslav Prokofyev/Pool via REUTERS)

[モスクワ 18日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は18日、同国はインフレ抑制のため経済成長を意図的に減速させており、景気後退には程遠いとの見方を示した。有力議員らとのテレビ会議で発言した。

プーチン大統領は「これは意図的な措置だ。インフレ抑制とマクロ経済の安定維持と引き換えに、経済成長を鈍化させている」と述べた。

ロシア中央銀行が9月初めに発表した報告書では、国内総生産(GDP)が2四半期連続で前期比減少していることが示された。これは景気後退の一般的な定義と一致している。

しかしプーチン大統領はそうした懸念を一蹴し、「景気後退はまだ先のことだと思う。労働市場がそれを反映している」と表明。ロシア中央銀行のナビウリナ総裁の見解に同意した。

ロシアの戦争経済は2023年に4.1%、2024年に4.3%と、主要7カ国(G7)諸国よりもはるかに高い成長率を示したが、このところ高金利の影響で急激に減速している。

ロイター
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