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トランプ氏、対中強硬派の商務次官補指名撤回 ハイテク戦争の重要ポスト

2025年09月12日(金)10時48分

 トランプ米大統領は9月10日、米国と中国のテクノロジー戦争の重要ポストである商務省の輸出管理担当次官補について、対中強硬派で知られるランドン・ハイド氏(写真)を指名した人事案を撤回した。米議会で4月撮影(2025年 ロイター/Kevin Mohatt)

Karen Freifeld

[11日 ロイター] - トランプ米大統領は10日、米国と中国のテクノロジー戦争の重要ポストである商務省の輸出管理担当次官補について、対中強硬派で知られるランドン・ハイド氏を指名した人事案を撤回した。トランプ氏は今年2月、国家安全保障上の輸出規制を監督するこのポストにハイドを指名していた。トランプ政権が対中姿勢をより穏健な方向へ転換する兆しなのかどうか憶測が広がっている。

米国家安全保障会議(NSC)で現在勤務しているハイド氏はコメント要請に応じなかった。ハイド氏はかつて米下院の中国共産党に関する特別委員会のスタッフを務めており、この委員会はバイデン前政権が導入した人工知能(AI)半導体の世界的な規制や中国のバイオテクノロジー企業との取引制限を支持していた。

ホワイトハウスのケリー報道官は声明で「ハイド氏は政権内で貴重な意見を持つ人物であり、NSCで大統領の『米国第一』のアジア政策を引き続き実行する」と述べた。指名が撤回された理由について言及しなかった。

ロイター
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