ＥＣＢ利下げ、時期は12月に後ずれ＝ＪＰモルガン予想

　ＪＰモルガンは欧州中央銀行（ＥＣＢ）が金利を据え置いたことを受け、１０月としていた従来の利下げ予想時期を１２月にずらした。写真はＥＣＢ本部の建物。６月６日、フランクフルトで撮影（２０２５年　ロイター/Wolfgang Rattay）

[１１日 ロイター] - ＪＰモルガンは欧州中央銀行（ＥＣＢ）が金利を据え置いたことを受け、１０月としていた従来の利下げ予想時期を１２月にずらした。

ストラテジストは１１日付のノートで「われわれはＥＣＢが（今回の緩和サイクルを）終えた可能性があると認識しているが、世界的な成長リスクは依然として大きく、予測されるインフレ率のアンダーシュートはより大きくなっている」と記した。

ＥＣＢは１１日の理事会で、予想通り中銀預金金利を２．０％に据え置いた。市場では、来年のインフレ率が目標値を下回るため追加緩和が必要になるとの見方が根強いが、次の動きについては何も示唆しなかった。