ロシア、非難声明を一蹴「目新しいものではない」 ポーランド領空侵犯

ロシア大統領府のペスコフ報道官(写真)は11日、ポーランドでロシアの無人機(ドローン)が撃墜されたとして欧州諸国が非難声明を出したことについて「目新しいものではない」と一蹴し、これ以上のコメントは控えると述べた。2日の代表撮影(2025年 ロイター)
[モスクワ 11日 ロイター] - ロシア大統領府は11日、ポーランドでロシアの無人機(ドローン)が撃墜されたとして欧州諸国が非難声明を出したことについて「目新しいものではない」と一蹴し、これ以上のコメントは控えると述べた。
ポーランド、ウクライナ、リトアニアの3カ国は11日、ポーランド領空へのドローン侵入は意図的かつ前例のない挑発行為だとして、ロシアを非難する共同声明を発表した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は、共同声明について「国防省がすでにコメントしており、必要なら協議も申し出ている。付け加えることはない」と発言。
「ポーランド側のレトリックと声明は、目新しいものではない。最近のほぼ全ての欧州諸国に共通するレトリックだ。その継続だとみている」と述べた。
また、ロシアとベラルーシが12日からポーランド国境付近で予定する合同軍事演習については「予定されていた演習であり、他国を対象としたものではない」とし「戦略的同盟国としての軍事協力と連携強化の一環だ」と説明した。