ガーナ、米から強制送還者受け入れ 西アフリカ出身者14人到着

　ガーナ政府は米国から強制送還された西アフリカ出身者の受け入れに同意し、既に１４人が到着した。マハマ大統領（写真）が１０日、記者団に明らかにした。アクラで７月撮影(２０２５年　ロイター/Francis Kokoroko)

［アクラ　１０日　ロイター］ - ガーナ政府は米国から強制送還された西アフリカ出身者の受け入れに同意し、既に１４人が到着した。マハマ大統領が１０日、記者団に明らかにした。

移民問題で強硬な姿勢を取るトランプ米大統領は、数百万人に上る不法滞在移民の国外移送を目指し、第三国への強制送還を強化している。

マハマ氏は記者会見で、ナイジェリア人のほかガンビア人１人を含む１４人の強制送還者が既にガーナに到着しており、政府は母国への帰国を支援したと述べた。ただ、ガーナが受け入れる送還上限数は明言しなかった。

マハマ氏は今回の決定について、「米国から強制送還される第三国籍者の受け入れについて米国から打診があった。西アフリカ出身者はガーナに来るためにビザが必要ないことから受け入れ可能として同意した」と述べた。

トランプ政権は、いわゆる「第三国」への大規模な強制送還を通じて移民を抑止する政策として、多数のアフリカ諸国に強制送還者の受け入れを打診している。