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伊藤園、レモン緑茶の新商品を日米同時発売 「大谷選手も太鼓判」

2025年09月11日(木)15時15分

 9月11日、伊藤園は、「お~いお茶LEMON GREEN」の新商品を22日に日米で同時発売すると発表した。写真は11日、都内にある同社本社で撮影(2025年 ロイター/Kentaro Okasaka)

Kentaro Okasaka

[東京 11日 ロイター] - 伊藤園は11日、「お~いお茶LEMON GREEN」の新商品を22日に日米で同時発売すると発表した。米大リーグの大谷翔平選手を広告に起用して米国市場への浸透を図っており「現地の方にも馴染みのあるレモンフレーバーで展開していきたい」としている。

緑茶ブランドグループの吉田達也ブランドマネジャーは記者会見で「大谷選手にも昨年、飲んでいただいたが『これ、現地(米国)でいけるんじゃないか』と太鼓判を押してもらった」と話した。7月に米国で試飲と聞き取りをした際も9割超が「また飲みたい」と答えたという。渋みなどを敬遠する米国人にも「香りですっきり飲めるというところが支持されている」とみる。

日本での希望小売価格は税込み194円。米国での価格は3ドル(約440円)前後を想定し、米関税の動向を見極め最終判断する。 国内ではゆず風味の新商品「お~いお茶YUZU HOJI」も発売する。

伊藤園の5―7月期決算は、海外事業の営業利益が30%増と好調だった。北米や東南アジア諸国連合(ASEAN)などで「お~いお茶」飲料の販売が12%、ティーバッグが60%、それぞれ増えた。

小城真・国際事業推進部長は会見で「徐々に日本の緑茶のおいしさと健康性に対する理解が広まってきたのかな」と期待を示す一方で、無糖茶飲料を飲む習慣は地域によってはまだ浸透していないと指摘、「ファンを広げたい」と語った。

ロイター
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