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トランプ氏への賠償命令支持、女性作家の名誉棄損訴訟で米控訴裁

2025年09月09日(火)13時54分

 9月8日、米連邦第2巡回区控訴裁判所(ニューヨーク)は、トランプ大統領が作家ジーン・キャロル氏(写真)への性的暴行を否定し、名誉を毀損したとされる訴訟で、8330万ドルの損害賠償支払いをトランプ氏に命じた地裁陪審評決を支持した。9月6日、ニューヨーク・マンハッタンで撮影(2024年 ロイター/Adam Gray)

Jonathan Stempel Luc Cohen

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米連邦第2巡回区控訴裁判所(ニューヨーク)は8日、トランプ大統領が作家ジーン・キャロル氏への性的暴行を否定し、名誉を毀損したとされる訴訟で、8330万ドルの損害賠償支払いをトランプ氏に命じた地裁陪審評決を支持した。

大統領の免責特権を基に2024年1月の評決は覆されるべきだとしていたトランプ氏側の主張を退けた。

また、トランプ氏のキャロル氏に対する攻撃は裁判が近づくにつれ「より過激に、より頻繁に」なっていたと非難した。

トランプ氏の弁護団は「トランプ大統領は『米国を再び偉大に』という使命に集中する中、リベラル派とのローフェア(法律を武器とした戦争)に勝ち続けるだろう」と表明した。

キャロル氏の代理人は声明で「最終的に正義が下されるよう、控訴審の終了を待ち望んでいる」と述べた。

ロイター
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