中国へのガス管計画、市場価格方式を採用へ=プーチン氏

9月5日、ロシアのプーチン大統領(写真)は、中国向けに計画中のガスパイプライン「シベリアの力2」は「互恵的なプロジェクト」であり、ガス価格は欧州向けと同様の市場方式に基づくことになると述べた。同日、ウラジオストクで代表撮影(2025年 ロイター)
[ウラジオストク(ロシア) 5日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は5日、中国向けに計画中のガスパイプライン「シベリアの力2」は「互恵的なプロジェクト」であり、ガス価格は欧州向けと同様の市場方式に基づくことになると述べた。
ロシアと中国は今週のプーチン氏訪中時に同パイプライン建設に関する拘束力のある覚書に署名したが、2030年までのガス供給開始を目指しているロシアのエネルギー会社ガスプロムは、価格についてはまだ合意していないとしていた。
プーチン氏はウラジオストクで開かれた経済フォーラムで「これは世界最大級のエネルギープロジェクトだ」と語った。
新しいパイプラインが通過するモンゴルのザンダンシャタル首相は同じイベントで、手続きを進める準備はできているが、詳細を詰める必要があると指摘。モンゴルがロシア産ガスの一部を購入するかもしれないと話した。