タイ与党、下院解散を要請 最大野党がライバル首相候補を支持

　タイの与党であるタイ貢献党のソラウォン・ティエントン幹事長は２日、議会解散の用意があると述べた。写真はバンコクの国会議事堂で昨年９月撮影（２０２５年　ロイター／Athit Perawongmetha）

Panu Wongcha-um　Panarat Thepgumpanat

[バンコク ２日 ロイター] - タイの与党であるタイ貢献党は２日、下院を解散して選挙を実施するため国王の承認を求めたと明らかにした。

同党の幹部はロイターに対し、解散総選挙に踏み切ることを決定したと述べた。

ただ、専門家の間では暫定政権に下院解散を求める権限があるかどうかを巡り意見が分かれている。

下院の約３分の１を占める最大野党の国民党はこれより先、首相指名選挙でタイの誇り党のアヌティン党首を支持すると表明していた。

国民党のナタポン党首は、連立政権の復活を阻止するためタイの誇り党を支持するが、政権には加わらないと述べた。また、首相指名選挙は５日に行われる可能性があるとした。